第3回:腰痛も胃痛も疲労もウツもメカニズムは同じ!

川尻 あら、なんか冴えない顔やな? どないしたん?

 さっきから胃が痛くて…。

川尻 そうか、そら大変やな。よく痛くなるん?

 2年くらい前に本当にひどい胃痛になって、病院で胃潰瘍って診断されて。薬を飲んでだいぶよくなったんですけど、今も時折、胃痛が出るんですよね…。

川尻 それは、今しているインプットがなんか間違ってるねん。「今やっていることを変えろ」ってことや。

 ん〜。これまでの2回で、症状は今までのインプットの結果であるってことは頭では分かるようになってきたんですけど、じゃあ、どのインプットが胃痛を引き起こしているのか?具体的に何を変えたらいいのかが、わからないんですよ。

川尻 あ〜、そこでつまづいてるんか。じゃあ、今日はその話をしよか。

症状が出るメカニズム

川尻 まず、インプットっていうのは、新たに何かを入れることではなくて、これまでの全てのことやね。それこそ何を食べたか、どのくらい寝ているか、視界は良好かとか、あらゆること。ここまではわかる?

 はい。

川尻 で、脳は、そういうあらゆるインプットをプロセスする。その過程で、生命の危機になると判断した要素は、特定の場所に入れられるねん

 生命の危機ってどんなことですか?

川尻 生命の危機っていうのは、つまり、遺伝子の存続において脅威になると判断された要素や。

たとえば、睡眠不足もそうやし、食事の状態が悪いのもそうや。職場や家族、人間関係のストレスもや。あと、目が疲れていて見え方が悪いとか、体のバランス感覚とか、とにかく大小問わず、いろんなものや。そういうのが、どんどん放り込まれるバケツみたいな場所があるねん。

 こんな感じですかね?

A

川尻 せやね。で、このバケツには上の方に蛇口があるねんな。中味が蛇口のラインまで達したらジャージャー溢れるやろ? それが症状や。

B

 はー! じゃあ、何か特定のインプットがダメという話ではないのですね?

川尻 まあ、そういうことや。

脅威の多いところに症状が出る

 このバケツの理屈でいえば、腰痛も、胃痛も、乱暴にまとめれば原因は同じって言えますね?

川尻 せやな。腰痛も腹痛も、疲労も、ウツも、症状に出るもののメカニズムは全部一緒や。脅威と判断された要素が限界ラインを超えましたよってことや。

 でも、メカニズムは同じなのに胃痛になる人と腰痛になる人、出る症状が違うのはなぜですか?

川尻 ひとつ言えるのは、脅威の多いところに症状が出やすいねんな。たとえば、胃に穴が開いてるって、体にとっては結構な脅威や。バケツでいったら、それ一つでけっこう埋っちゃうくらいの危機やから、バケツがいっぱいになった時、胃痛っていう症状になりやすいってことやねん。

 ん? 逆に言うと、たとえ胃に穴が開いていても、痛くないし、症状が全く出ないってことがあるってことですか?

川尻 せや。腰痛の回でも言ったけど、痛みがあることと、その箇所に問題があることは、また別やねん。だって、いつも胃が痛いわけやないやろ? 穴があるから痛いんだったら、いつも痛くなるはずやん?

 確かに…。

川尻 たとえば、骨を折ったとするやん。骨折ってこれもまた結構大きな脅威やから、それだけでバケツがすぐいっぱいになる。つまり、痛いねん。でも、そんな状態でも、「宝くじ5億当たった」ってなったら、一瞬痛みがなくなったりするもんや。痛みって、そういうもんやねん。

はー!

症状を改善するインプットとは

川尻 で、痛みを取るために薬を処方されたりするわけやけど、薬っていうのは考え方としては、このバケツの蛇口の位置を上げるってだけやねん。

もちろん、痛みとか症状っていうのはそれ自体がストレスでバケツに入る要素になるから、蛇口の位置を上げて症状をいったんなくすことは悪くはないねんよ。ただ、その間にバケツの中を少なくせんと、薬を止めたらまた元に戻るだけやねん。

C

 なるほど。でも、そんなにいろいろ溜まってるってなると、何を変えたらいいか、ますますわからないです。

川尻 今までしてきたことの結果が今、症状になってるんやから、何でもいいから、今までと違うことをしてみたらいいねん。変えてみて調子がいいか様子を見て、調子が良ければ続ければいいし、あかんかったらまた他の何かを変えればええ。

 今までしてきたことか…。私、海入るのが好きなんですけど、やっぱり体を冷やすから良くないかなぁ?

川尻 まあ、それはあるかもしれんね。海に入るなら、入らない人よりは体を温めることに気を使った方がええわな。でも、海に入ることを全く止めるとか、変えにくいことをがんばって変えるのは薦めん。そういうのは「〜ねばならない」っていう義務感になって、結局、ストレスになってバケツのカサが増すだけや。

だから、とにかくまず変えやすいことから手をつければええよ。海に入っていい気分になる日は入ればいいし、今日はそんな気分じゃないって思う日は止めればいい。毎日やることを義務にしたら、好きなことでもストレスになるねん。

だいたい、どこか痛くなるとか、症状が出るってレッドカードやで。その前にはちゃんと疲労感っていうイエローカードがあるねん。

疲労って今では体の問題ではなくて感情だって言われているねん。あなたがいい気分であることは全て脳からのOKサインと思ってええ。逆に、疲れる、落ち込む、そういうのは、そのままではあかん、バケツに入るものが増えているっていう脳からのメッセージや。

 なるほど〜。インプットを変えるっていうと難しいけど、いい気分じゃないことを減らして、いい気分になることをやるようにすればいいってことか。

川尻 考え方としては、そうやね。もちろん、疲れたから寝てみたけど、まだダルい、ってこともあるよ。でも、ちょっとは気分がよくなったなら、それはOKやねん。ただ、あまりにバケツがいっぱいだから一気に全部はなくならないってだけや。

だから、インプットをいい風に変えるっていうのは、普段の生活の中で、自分の気分のいい選択を意識してやっていくってことや。何でもいいからできることから。そういうのをひとつひとつ丁寧にやっていくことが大事や。ひとまずはそれをやってみ。地道にやっていけば変化を感じられるはずや。

 

このブログでは、皆様からの質問や疑問を募集しています。今回のトピックに関する質問でも、川尻先生に聞いてみたいことでも何でもかまいません。ぜひコメント欄にご記入ください。個別回答はできかねますが、今後、ブログのトピックとして川尻先生にぶつけ、回答していただくつもりです!

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