第6回:痛みの正体

 先生、第4回「症状がなければ病気を放っておいていいの?」で読者の方からご質問をいただきました。

川尻 おお、質問、歓迎や。どんな質問がきたん?

S その前にちょっと整理させてください。まず、先生はこうおっしゃいましたよね。「痛みというのは数ある症状のひとつで、もしどこかに問題があっても脳が自分で対応できる、つまりセーフと判断している間は痛みなどの症状は出ない」と。あと、第3回では、「生命の脅威と脳が判断したものが溜まっていって、それがいっぱいになったとき、痛みなどの症状として出る」と。

川尻 まあ、簡単にまとめたらそうやね。

S でも、指にトゲが刺さったとか、人につねられたとかしたら、それだけで単純に痛いじゃないですか? でも、そこまで生命を脅かすようなことじゃないですよね? なのに痛いのはどういうメカニズムなんでしょう? というのがご質問です。

川尻 ああ、なるほど。ほな、今回は痛みについて、もうちょっと突っ込んで話をしよか。

 

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第4回:症状がなければ病気を放っておいていいの!?

S 前回、痛みや症状は「脳の脅威のバケツ」の中味が増えたときに出るって、話してくれたじゃないですか? すごく腑に落ちて、とにかく自分が「心地よい」と感じることを増やすようにしています。そのおかげか、あれ以来、胃痛がないんですよ。

川尻  それは何よりや。よかったやん。

 でも、疑問も出てきたんです。先生は、「脳の脅威のバケツ」の中味が減れば、たとえ胃に穴が開いていても症状は出ない、つまり痛くないとおっしゃいました。逆に言うと、胃が痛くなくても穴は開いたままの可能性もありますよね?

川尻 まー、せやね。

 痛くないからって、開いた穴をこのまま放置しておいていいんでしょうか?

川尻 あー。この話は、前回の「脳の脅威のバケツ」にもかかわるから、まずそっちをもう一度読んでから、進もうか。

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第3回:腰痛も胃痛も疲労もウツもメカニズムは同じ!

川尻 あら、なんか冴えない顔やな? どないしたん?

 さっきから胃が痛くて…。

川尻 そうか、そら大変やな。よく痛くなるん?

 2年くらい前に本当にひどい胃痛になって、病院で胃潰瘍って診断されて。薬を飲んでだいぶよくなったんですけど、今も時折、胃痛が出るんですよね…。

川尻 それは、今しているインプットがなんか間違ってるねん。「今やっていることを変えろ」ってことや。

 ん〜。これまでの2回で、症状は今までのインプットの結果であるってことは頭では分かるようになってきたんですけど、じゃあ、どのインプットが胃痛を引き起こしているのか?具体的に何を変えたらいいのかが、わからないんですよ。

川尻 あ〜、そこでつまづいてるんか。じゃあ、今日はその話をしよか。

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